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…あれ?ちょっと待って…。
日花梨先輩と全国に行くって事は…歩斗と
もしばらくは…?
「まぁ、あくまでこれは私の考えだから。
愛華は好きにしなよ。」
「はぁ…。」
好きにしろといわれても…。
先輩がそんな真剣なこと言ったら、あたし…
告白なんてできないよ。
「ああ、でも…。
海斗とは同じ高校に行くつもりだから。
高校行ったら付き合うかも!」
「え、引退したらじゃないんですか?」
引退という言葉に寂しさを感じた。
引退ってことは、日花梨先輩とペアが組めな
くなることを意味している。
「引退したら、テスト三昧だし。
3月には受験。
イチャついてる暇なんてないよ。」
高校…か。
あたしも一年後くらいには受験とか考えてる
のかな?
「そうなんですか…。」
あたしは先輩の考えに圧倒されてしまった。
「愛華は城田といつ付き合っても問題なさ
そうだよね。」
「なっ!!!
何言ってるんですか!!!」
よく考えたら問題山積みだよ!
ママとパパにバレたらヤバイし…。
付き合うとかとよくわかんないし!!!
てか…もしかして、あたし…!!
一生、誰とも付き合えないんじゃないの!?