enjoy!
「…留守かよ。」
蓮の部屋には誰もいないみたいだ。
男子の先輩達はもうとっくに寝ていると
思うし…。
…今日は諦めよう。
あたしは自分の部屋に大人しく戻らなき
ゃ。
結局、明日のバスの中でお土産は頂くこ
とにした。
「…だよなー。」
「だろ?」
この声…歩斗と蓮…!
グッドタイミングだ。
「…っ。」
「あ、歩斗!?」
…なんで歩斗が逃げたの?
…もしかして…笹嶋さんのこと…?
「あの…蓮?」
「うわっ!お前なんでいるんだよ!」
蓮まで…。
なんか最近、あたしの扱い酷くない?
「まぁ、蓮に話があって。」
「ふーん…。歩斗じゃなくてオレに?」
なんでそんな不思議そうな顔してるんだろ?
「そうだけど…?
歩斗どうかしたの?走っていったけど。」
「あー…まぁ、アレだ。
入ってく?」
「あ、うん。」