enjoy!

 「おい!歩斗!!
  いい加減にしろって!」

さすがの蓮も歩斗にはたじたじみたい。

 「また試合しよーな!
  強くなれよ!」

 「うっせ!勝手に言ってろ!」

歩斗はそう吐き捨てて窓を思い切り閉めた。

 「歩斗ー、あの態度はないだろ。」

 「アイツが悪いんだよ!
  無駄に爽やかすぎる!」

…それってただの嫉妬じゃ…。

 「そーいえば、愛華!
  結局、返事どうしたんだよ?」

なぜその話題を掘り返すんだ…。
忘れてくれればよかったのに…!!!

 「そ、そうだよ!
  1番重要だろ?それ!!」

歩斗の顔が近い…。

 「…フリましたよ。
  もういいじゃないですかー。」

 「だよな~。
  だって、愛華には歩斗がいるもんな!」

佐伯先輩…。

 「そうッスよ!
  オレがいる限り、愛華は…。
  って!何言わすんですか!」

…ねぇ、今のはどっち?
本当?嘘?
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