enjoy!
「ねぇ、愛華!
基山君って試合あるのかなぁ!?」
…ほぼ蓮目当てってことか?
…まぁ、優奈だもんね…。
「わかんない。
多分、ほとんど審判だと思うけど。」
蓮は4番手なので、試合はないと考えていい。
「そうなんだぁ。」
優奈は少し残念そうな顔をした。
「残念だったね。
優奈、この後どうする?
あたし達と一緒に行動しよっか?」
「え…でも…。」
優奈がそう言って、日花梨先輩を見る。
「全然いいよ?
一緒に行動しよう?」
「あ、ありがとうございます!」
それから、あたしと日花梨先輩と優奈は一緒に行動することにした。
「…あ、愛華!
お土産…ありがとね!!!」
ああ…例の写真のことか。
「優奈のためだもん。」
「お土産?そんなの買ってたっけ?」
日花梨先輩の言葉に優奈がカバンからケータイを出す。
「これです!」
画面には蓮の写真。
…優奈…もしかして待画に…!?