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振り返ると、歩斗がコンビニの袋
を下げて立っていた。

なんてタイミングが悪いやつなんだろ
う…?

 「げってなんだよ!」

 「え?別に?」

 「そーかよ!」

歩斗はジャージのままだ。
ということは、帰り道にコンビニに立ち
寄ったということだ。

 「何買ったの?」

 「え?普通に飯だけど…?」

 「…今日はうちで食べていかないの?」

思わずそんな言葉がこぼれた。

 「なに?オレに来てほしいわけ?」

 「そ、そんなコンビニ弁当ばっかだっ
  たら栄養かたよるじゃん!」

あたしはあわてて言葉を付け足した。

 「行きたいのは山々なんだけどさ、
  毎日ってのもアレだろ?
  蓮の家にも世話になってるしさ!」

 「別にそんなこと気にしなくても…。」
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