ヒカリ
知らなかったっていうか興味がないのが本音。

この2人ごときにキャーキャー騒ぐ方がバカらしいと思う。


『あの、何で私を此処に連れてきたんですか?ぶつかった事は謝ります。』

「あー言わなかったっけ?あっ後、敬語外してくれていいよ。」

『分かった。お礼ぐらいしてもらいたいって言われたような…』

「そう!!やっぱり言ったよね?!」

俺天才じゃんって、言ってるのは無視しよう。

『お礼って何すればいいの?』

「てめぇは今日からここに住め」

いきなり龍也が会話に入ってきて、拒否権はねぇと付け足された。

『何で?!意味分かんない!折角1人で静かに暮らしてたのに!!』

ふざけないで…
あの人からやっと逃げられて1人暮らしができてたのに

「1人暮らしだと…?親はいねぇのか?」

『死んだ。』

「なら決まりだ。後で荷物を取りに行け」

『私に命令しないで!!それに私に関わらないで』

そう吐き捨てて倉庫から出て行った。

後ろから彰の声が聞こえたが振り向かなかった。


< 13 / 240 >

この作品をシェア

pagetop