ヒカリ
とりあえずトイレにずっといるのも嫌なので何か言われるのを覚悟で教室に向かった。


ガラッ

「高城さん!もう授業始まってるわよ?!あら!?どうしたのビシュビショじゃない…誰かにされたの?」


『いえ、何でもありません。気分が悪いので保健室に行ってきます。』

先生なんかに話しても何も変わらない事は分かってる。



「え?あ…そっそうね、分かったわ」


あきらかに戸惑ってる。
恐らく私の喋り方にびっくりしたのだろう。

いつも学校では喋らないからな……。


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