ヒカリ
『落とし物?何の事ですか?』

その質問には答えてくれず、代わりに乗ってと一言言われた。

嫌だけどここは乗らなきゃならなそうだから素直に乗った。

まさか生きてる中で、こんな高級車に乗ることになるとは…

そんなことを思ってたら車が発信した。

「おい…ほらよ」

『あっこれ私の生徒手帳!?何でここに?!』

「てめぇが朝ぶつかった時に落としたんだろうが」

『え?落としたの?もしかして朝ぶつかった人……ですか?』

「あぁ…」

わーめっちゃ声低いよ…怒ってるよね…?
でも朝謝ったはずじゃあ…
一応謝っとこ。


『あの、朝はすいませんでした…』



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