I can say love!【短編】


「・・・・・・ちょっと敦子。」


またまたその数日後の昼休み。


「なぁに、さっちゃん」

「だから、皐月って名前だからってさっちゃんて呼ぶのやめぇい!・・・じゃなくて、最近どうした?彼氏とけんかした?」

「・・・まだ彼氏なのかしらねぇ・・・」

「はぁ?」

「自然消滅かもしれない・・・」

「・・・敦子はさ、工藤のこと愛してるよねぇ・・・」

「・・・へっ!?」

「だってそうじゃん」



そういってさっちゃん・・・皐月は、廊下の方を指差した。





「敦子、さっきから工藤の方ばっかり見てる」






< 12 / 20 >

この作品をシェア

pagetop