I can say love!【短編】

そんな二人の会話が少し聞こえた。


「ねぇ、あの先輩って、はしゃいでる感じの人だよね・・・」

サラサラのコがそう言った。

「だ、だめだよ由加里ちゃん」

「でも、あの人なら勝ちめあるって、美菜!」

なんだとぅ、由加里ちゃん?



「だって、あの人とサクさんだよ!?

 サクさんだって、
 彼女の事うっとーしーって思ってるって!」



・・・え?


「そんなこと言っちゃまずいよ!」

「いいの、どうせ聞こえてないんだし。行こう美菜」



それを合図に、小走り気味で体育館から出て行った。


そうなの・・・かな?


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