四葉のクローバー
その頃
慎とサエはお互い相手が居ないことを
いいことに、遊んでいた。
お互い酔いながら家に帰ってきた。
帰ってからも夢と希の愚痴を
言い合っては飲みまくっていた。

「帰ってきたばっかりなのに
 仕事仕事で全然一緒に
 居られないんだよ!
 のんちゃん、サエのこと
 全然かまってくれないし
 寂しいよ~!」

「夢なんか、私仕事してて
 家賃半分払ってるんだから~
 みたいな顔しちゃってさ!
 うざいんだよな!ほんと!
 なんかずっとこのまま続けてく
 自信がないっていうかさ。
 あ~もうほんとヤダ!
 すべてがヤダ!」

「ね~。
 お互いストレス解消しない?」

サエは、慎を誘った。
慎も深くは考えずに
二人はそのまま一夜を過ごした。




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