四葉のクローバー

夢の父

二人が出て行ってから
夢は住む場所を探していた。

そんな姿を見て希は
ある提案をした。

「あのさ、このままここに居ない?
 変な意味じゃなく
 女の子一人じゃ危険だし
 給料だけじゃ
 やっていけないでしょ?
 で、期限付き!」

「・・期限・・付き?」

「そう。
 お互い好きな人ができたら出て行く。
 それじゃあ、ダメ・・かな・・?」

夢は確かに今の給料じゃあ
一人暮らしなんて厳しかった。
で、とりあえず承諾した。

二人だけの奇妙な生活が始まったが
お互い気まずくなることもなく
普通に生活をしていた。

 
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