四葉のクローバー
それから一ヶ月が過ぎ
慎とサエの結婚式。

朝早くから希を起こし
夢は遊園地に行こうと誘った。

「いいね!
 ずっと行ってないからな~。」

希は仕度をし、
二人で遊園地に向かった。

一日思う存分楽しんだ二人は
帰り道にある近くの公園で
話していた。

「なんか、久々に楽しかった~。
 ありがとうね、付き合ってくれて。
 嫌な事とか忘れてたよ。
 何だかんだ
 希君に甘えてるんだよな~私は!
 それじゃあいけないんだよね!」

「別にいいよ!俺でよければだけど。
 でもホント今日は楽しかった。
 これって初めてのデート?」

「え?いや
 そういうわけじゃあ・・。」

夢は恥ずかしくなってしまった。

「ゴメン、ゴメン。冗談だよ!
 ホント、真にうけるよな!
 ま、そこが夢ちゃんの
 いいトコでもあるんだし。」

希は笑いながら言っていると

「からかわないでよ!」
 
そう言って怒りながら帰っていった。
 
 
< 40 / 75 >

この作品をシェア

pagetop