四葉のクローバー
その電話には母が出て

「お父さんいる?」

父を呼びに行くが出てもらえず
夢は母に伝言を頼んだ。

「ありがとう。
 私は大丈夫だから。
 毎日元気いっぱい
 楽しんでるから心配しないでって
 そう伝えて。」

「分かったから。
 お父さんに伝えておくよ。
 でもあまり無理しないでね。」

そう言って電話を切った。


《ありがとう・・
 お父さん、お母さん・・》


その光景を希は
ほほえましく見ていた。
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