四葉のクローバー

共同生活!

「このマンション
 大学まで一駅じゃん!
 私なんて
 通勤時間長くなったんだから!」

「文句言うなよ。
 もう引っ越してきたんだし
 明日から、ここから通うんだからよ。
 ま、夢も朝早いだろうから
 俺のこと起こすなよ。」

「は?なにそれ、ムカツク!
 もしかして、はめられた?・・・」


次の日
夢は引越しで疲れながらも
満員電車に乗り、会社へ行った。

「何暗い顔してるの?
 女は笑顔だよ。」

そう言ってきたのは
夢の上司、佐伯だった。
なんでも相談に乗ってくれる
経験豊富なキャリアウーマン。
夢の憧れの人で
仕事のほとんどが
佐伯の雑務処理担当だった。

「もうすぐお昼か。
 なにかおいしいものでも
 食べに行こうか!」

そう言って、佐伯は夢を誘った。
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