四葉のクローバー

それから二人は
今まであったいろいろなことを
話していた。

会ってなかった時間がウソのように
昔の二人に戻っていた。

子供も遊びつかれ、寝てしまい
あっという間の時間だった。

そして二人は、また会う約束をした。

別れ際に、サエが夢に

「夢、のんちゃんのこと好きでしょ。
　きっと、のんちゃんも夢のこと
　好きだと思うよ。
　きっと待ってるよ！」

「でももう、遅いよ・・！
　いまさらなにって感じじゃない？
　それにもう彼女位いるでしょ・・。」
　
「夢のお父さんの口癖、忘れたの？
　夢のお父さん
　あの世から怒ってるよ。
　言ってる意味
　まだ分からないのかってね。
　夢、会いに行ってきなよ！
　彼女いたって
　気持ち伝えられれば
　それだけでいいんじゃない？」

サエに言われ
夢は希のことを考え始めた。


《このままじゃあ・・
　　　　いけないよね・・》


サエは帰ってから慎に
夢と会ったことを嬉しそうに話した。

そして二人は
夢が幸せになることを願った。