【短】ラブリンク
『メールだけでも、繋がりたい』
始まりは貴方でした
「そこの人!!
ちょっといいかな?」
その声に
安在心音(アンザイココネ)は
長い黒髪をふわりと揺らし
振り向いた
「あ…はい?」
男子と面識があまりないため、なれない様子
「これ、あなたのでしょ?」
手渡されたのは
赤いパスケース
「あっ…私の…」
安在心音、本人のものらしい
「ありがとう…ございます」