愛のカラダ❤
でも昨日、『朝早いから』と言ってしまったからには出ないとまずい。
俺は特にすることも見つからないので少し遠くのネカフェまで電車に乗って行った。
電車から降りて、駅を出る。
道を曲がって少ししゃれた道を歩いてたとき…。
あの女がいた。
あっちはこっちに気づいていないらしい。
話しがしたい…。
なぜだかそう思った。
友だちと歩いてるその女に後ろから近づいてみた。
「未来、元気だしなよ。…って言われるとウザいよね」
「でも気分転換に外ってのはどう…?」
「2人とも、ありがとね…」
「あたしらが一番願ってるのは未来が元気になることだから!」
あの女、未来って言うのか…。
咄嗟にその女――未来の腕をつかんだ。
ビクッとした様子で後ろをゆっくり振り向いた未来は、俺の顔を見るとさらに強張った様子になった。
とたんに、未来の周りの友だちの顔つきも変わる。
たぶん、俺が未来を襲ったやつだと思い込んでるんだと思う。
「な…に…」
「話しがしたい」
「し…ない」
「これ、この前のおつり。あと俺のアドレス」
無理やり未来に、この前のカフェのおつりと俺の、仕事用ではないプライベート用のアドレスが書いてある紙を握らせた。
「メール待ってっから」
何でそんな事言ったのかわからない。
俺には彼女って存在があるのも十分わかっているが、やはりこれも自然と口から出たものだった。
俺は特にすることも見つからないので少し遠くのネカフェまで電車に乗って行った。
電車から降りて、駅を出る。
道を曲がって少ししゃれた道を歩いてたとき…。
あの女がいた。
あっちはこっちに気づいていないらしい。
話しがしたい…。
なぜだかそう思った。
友だちと歩いてるその女に後ろから近づいてみた。
「未来、元気だしなよ。…って言われるとウザいよね」
「でも気分転換に外ってのはどう…?」
「2人とも、ありがとね…」
「あたしらが一番願ってるのは未来が元気になることだから!」
あの女、未来って言うのか…。
咄嗟にその女――未来の腕をつかんだ。
ビクッとした様子で後ろをゆっくり振り向いた未来は、俺の顔を見るとさらに強張った様子になった。
とたんに、未来の周りの友だちの顔つきも変わる。
たぶん、俺が未来を襲ったやつだと思い込んでるんだと思う。
「な…に…」
「話しがしたい」
「し…ない」
「これ、この前のおつり。あと俺のアドレス」
無理やり未来に、この前のカフェのおつりと俺の、仕事用ではないプライベート用のアドレスが書いてある紙を握らせた。
「メール待ってっから」
何でそんな事言ったのかわからない。
俺には彼女って存在があるのも十分わかっているが、やはりこれも自然と口から出たものだった。