秘密だよ















だって、もし、


もしも王子様が、このまま何も知らず森を抜ければ…













ぼくには、


ぼくが、姫様と笑い会える未来が見えなくて。







それが苦しくて。






目覚めてほしいと思ってるのも、


ほんとうなのに。











王子様がずっと来なければいい、と


目覚めないで、と


願ってしまう、


ぼくもいた。


















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