恋愛★ビート
「こんなあたしだけど、
部員の一員として迎えてくれるかな…?」
と、あたしが言った同時に
部員の顔が明るくなった気がした。
「もちろん!!!
大歓迎だよ!!」
「よっしゃ――――!!!!
廃部回避できたぞぉぉぉ!!!!!」
と、部室内は大盛り上がり。
「倖菜は―・・・
今日見学してて?
今キーボードの楽譜ないしさぁ;;」
「うん、わかった。」
あたしの前でみんなが演奏してくれることになった。
♪~
すごい・・・。
みんなが音を聞きあってるから
音のズレがほとんどない。
ドラムも音負けしてないし・・・・
しかも、ボーカルがうまい!!
美鈴ちゃんの透き通る美声。
長い伸ばしの部分も声が震えることなく
真っ直ぐ・・・・
そんな完璧に近い1曲を聴いて
その日は家に帰った。