恋愛★ビート
ジャンっ。
曲が終わった。
すると、太陽が
「倖菜すげぇよ!
もうこんなに弾けるなんて!」
と、褒めてくれた。
「あたしちゃんと弾けてた?
よかった~…」
「おう、ちゃんと弾けてたよ!!
よく頑張ったな。」
太陽は頭をポンポンと撫でてくれた。
思わず笑みがこぼれる。
その時、
「倖菜さぁ、退部してくんない?」
美鈴ちゃんに言われた。
部室内がざわつく。
「え…?」
「おい、美鈴それはないだろ。
こんな短期間で弾けてんだぞ?
それに倖菜が今いるから、
今活動できてんだ。
それ、わかってんのか?」
太陽が美鈴に訴えた。
「…太陽は何にもわかってない…。」
美鈴ちゃんは、部室を
飛び出して行ってしまった。
「太陽。
言いすぎだろ…」
と、海は美鈴ちゃんを追いかけて行った。