☆うざ王子に恋!?★1st BATTLE☆



「ん・・・・?
王子か?」



斎藤くんの声。
そして・・・・
奥からあと2つの声。



「ほらぁ♪
颯斗こぼしてるよ!」



九条さんの嬉しそうな声。
やだ・・・・聞きたくない。



「わ、わりぃ。」



長谷川も優しく
返事をしていた。


すると斎藤くんは
空気を読んだのか・・・



「・・・王子!!
は、早く飯食いたい♪」



ありがとね?
斎藤くん・・・・?
やっぱり優しいなぁ。



あたしはうん、と返事して
自分のベッドに向かった。



途中で九条さんと長谷川と
目があってしまった。



「あれ?
篠田さんじゃん♪
おっ!斎藤くんに作ったんだ!」



知ってるくせに・・・!!
別に長谷川に作りたかったんじゃないし。




「はっ?・・・・おい!
・・・・何作「斎藤くん!食べよ」




あたしは長谷川の声を
遮って聞こえなくした。
聞きたくないんだもん。



あたしのベッドの上は
斎藤くんだった。



良かった・・・・。





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