誠-鷹による一日観察日記-
第四課長&副官
「ミリアルド…まだあの馬鹿から書類は来ないのか??」
「はい」
「僕が行ってもらって来ましょうか??」
「いや、エドアルド。そのまま仕事を続けてくれ」
「いいんですか??」
「どうせ書類だけ来ても裁判は行えん。犯人はレオンによって精神を病んで、第六課が治療中だからな」
「なるほど」
「コリンも苦労しますね」
「昨日、エリオルがカミーユ様にトリカブトを三百混ぜた煎じ薬を盛ったらしい」
「ピンピンしてたよね??」
「まったく、あいつは」
「さすが元老院最強の男」
「そのお陰で誰もあいつに手をつけられん。唯一、元老院長だけだな」
「俺、院長の偉大さがよく分かります」
「右に同じく」
「俺、第四課で良かった」
「僕も」
「さて、無駄話はこれくらいにして、仕事を進めるぞ。コリンがある程度は持ってきてくれたからな」
『了解』