シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】



2月も今日で終わり。

昨日は温かな春の日射しを感じれたから、マフラーはいらないと思ったのに、颯太を待ってたら、雪が降り出した。

手袋もマフラーもない私は、鼻も頬も手も赤い。

私はあまりの寒さに、佐和田家の玄関に入った。



「しゃぶしゃぶ…っ」



“お邪魔します”も言い忘れ、震える足で、リビングへ。



「おはようございます…あ、ストーブぅ!!」



ーードンッ



「―――あたっ;;」



私は足元に座ってる修太君に気付かず、スクールバックをぶつけながら、ストーブの前を一人占め。
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