シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
「琉架ちゃん、あいつは雪の中、待たせた?」



「あ、私が早く待ってるだけですから!しゃぶ…;;」



私はおじさんと話をしながらも、体を痙攣させた。

そんな私に、修太君が「あの白いマフラーは?」と言う。



「もう“春かなー”って、しまっちゃって、取りに行くの面倒で;;
それより頬っぺた赤いよ?」



私は正座をしながら、修太君と向き合う。

修太君は「は?;;」と、何故か呆れながら、自分のコートと一緒に置いてたマフラーを巻いてくれた。



「コレ、貸してやる。
それで、この顔は琉架の鞄が当たったの。わかった?」



…あっちゃー;;

でも、“わかった?”って、私に理解力がないみたいじゃん!!
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