シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
そうは誓ったけど、放課後に進級テストだけ受けに行ったけど、私はこの1週間、まともに学校へ行ってない。
午前だけの短縮授業になり、春休みまであと少し。
環架だけは学校に行かせようと思ったけど、私には説得力がないみたいだ。
2人で私の部屋で引きこもりのような生活。
「お母さんの小説、書いてたんだよね」
今日も陽が暮れると思ってた時、忘れてた、母親の小説の事を思い出した。
あの部屋から避けてたからだ。
1週間前の朝を思い出したくなくて、死から逃げてた。
母親は“人は亡くなったら神様になるの”なんて言われた事を思い出す。