シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
「何でここに居るんだよ…;;」
その夜、いつまでもおばさんが帰って来ない為、颯太の晩御飯が気掛かりで、我が家へと連れて来たら、おばさんがキッチンに立ってた。
「マーちゃんの代わりに、太陽さんの為にね」
おじさんは父親と杯(さかずき)を交わしてる。
父親がお酒を呑む姿を久しぶりに見た。
でも、笑ってて安心して、私はシスター高部が運んで来たカレーの前に座る。
「佐和田家の特製なの。隠し味はなんとニンニク!ま、男所帯だからね!早くお嫁さんに来てね?
うふっ(笑)」
カレーを見てニヤニヤしてた私の顔は、おばさんの言葉に赤面。