シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
―――あれは……不覚だった。

興奮してたけど、いつの間にか気持ち悪くなり、途中退席。

外の空気を吸いたかったのに、それが間違いだったのか、見事にリバース。

…うううっ;;

私は思わず身震い。



「忘れませんか?;;」



「俺の手に吐いたヤツ、初めて」



…言うなー!;;

私は電車の中で1人、頭を抱えた。

自分で颯太の腕を引っ張ってリバース………ホラーよりも恐ろしい記憶だ。



「3Dは乗りません;;」



「そうしよう」



どうか私に穴を下さい。

私はそこへ飛び込みます。

墓穴を掘ったなら、この際、地面に穴を…。
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