シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
それにしても、彼女さんはめっちゃ可愛いのに、もっと可愛い人が居るのだろうか。

私は辺りをキョロキョロして、可愛い人を捜す。



「何してんだよ」



颯太は私を不思議そうに見て来る。



「前の彼女さんより可愛い人を捜してるの。彼氏さんが見とれた人」



私が小声で伝えてると、前後から「無自覚…;;」と言う声が。

言ったのは、颯太と喧嘩してたカップルさん。



「また“無自覚”?私は自覚あるじゃん」



私は呆れてため息を吐きながら、颯太に伝えた。



「君の彼女、天然?」



「アホかも知れません;;」



けど、彼氏さんと仲良くなっちゃってるし。
< 148 / 193 >

この作品をシェア

pagetop