シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】



翌日、私は無性に体が重くて、ベッドから出られなかった。

電話で仕事に行く颯太に「いってらっしゃい」と告げたけど…会いたい。

昨日、お煎餅を1袋を平らげたのが、いけなかったのかも知れない。



「環架、何か食べ物…」



「シスター高部に、うどんでも作って貰って来るよ!」



私はこんな体でも、お腹は空くみたいだ。

熱は微熱だし…夏風邪の前兆?

私はリモコンで音楽プレイヤーのスイッチを点け、適当に聴く。

うどんを食べて満足するけど、またすぐに空いた。

…デブまっしぐらだよ…。
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