シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
「ふぅー…」



5分が立ち、結果を見る。



「“−(マイナス)”。陰性、か…」



寂しさと安心感を感じながら、私は検査薬をゴミ箱に捨てた。

母屋に入り、うどんを食べて眠る。

私は勘違いをしてたとも知らずに、爆睡。

夕方、仕事から帰って来た颯太に起こされた。

私は「おはよう」と返した後は何も言わず、颯太の肩に凭れる。



「…妊娠の事、何で言わないんだ?」



でも、頭上から、颯太の不機嫌な声が聞こえた。

私は顔を上げ、「してなかったから、何も言えなかったんだよ」と伝えた。
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