シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
―――私は、人の命を守りたい。



「神様………私は貴方に、生涯を捧げると共に、貴方の子供を、守ります………」



私は宮崎組長を見上げた。



「琉架――ッ!!」



恋心をしまい、シスターになる。

…だから、颯太はゆっこを守って下さい。

“「傷付いた者こそ、人を救える、シスターになれるのよ?」”

シスター古暮とシスター高部の教えが、脳裏に蘇る。



「琉架…頼むから自分から…!」



颯太はその教えを知っている。

だから、同情してくれてるかも知れない。



「さ、好きにするが良い」



宮崎組長は、私から離れた。
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