シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
「さ、マドンナは俺と仲良くしようなー?(笑)」



「ん……や…だ…!!」



私にキスをしながら、「ナイトが来ないうちに」と、行為を進める男。

私は顔を左右に振りながら、キスから逃げる。

それでも諦めない男に、私の体力が消耗して行く。



「そこから失せろよッ」



ーーバキッ

私が限界を感じた時、颯太の長い足が伸びて来て、男の顔に直撃した。



「…琉架……琉架っ!……」



夢で何度も聞いた声。

…颯太の声だったんだ。

疲れ切った私を抱き締め、私の名前を呼ぶ颯太。

温かい腕の中。

やっぱり……好きだよ、颯太―――……。





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