シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
「…ふふっ…(笑)」



でも、おかしくて笑えた。

颯太も「ははっ」と笑って私を見た。

…ゆっこ、ごめんね。

私、貴方にちゃんと言わないとね。

“颯太が好き”って――。



「琉架…」



「ん?」



「続き…」



…え?

展開が読めない中、颯太にキスされる私。

止まないキスに、私は酔いしれた。

無意識に颯太の首に腕を回し、呼吸も足の疲れも忘れてしまう。



「…む…もぉ…無理……」



何分が過ぎただろう。

私は唇が離れた瞬間、床に尻餅を突いた。

颯太は平然と立ってる。

…何者、ですか…;;






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