シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
“顔しか見てない”…。

麗さんの一言を思い出した。



「彼氏は良いのか?」



「振ったから良いよ。顔が良いから告白したの!でも、マサキは全て好き!」



嘘だと思ってた。

麗は、颯太が好きだと思ってた。

なのに……鈍器で頭を殴られたような感覚に襲われた。



「なら良いけど(笑)」



何が良いのだろうか。

神様……私は貴方の教えを、初めて背きそうです。

親友に絶望しました―…
親友を殴りたいと、思ってしまいました―…。

でもそれは、ゆっこも私に対して思ってるかも、知れないですね。





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