シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
尻餅を突く私。
颯太は追い掛けるんじゃないかと思い、俯いた私。
「……たく……」
だけど、颯太はため息を溢した後、私に手を差し出した。
「颯太…?」
「ほら、立つぞ」
重なった手…私は強く握った。
引っ張られるように立つと、颯太は私の頬を撫でる。
「俺が雪子を追うと思っただろ」
「ま、まさか!;;」
「嘘を吐くなよ(笑)」
颯太は私の頭を撫でてから、自分の席に座った。
気まずそうに、教室に入って来た担任。
ゆっこは、教室に戻って来る気配はなし。
放課後も、私たちの前に姿を現さなかった。
颯太は追い掛けるんじゃないかと思い、俯いた私。
「……たく……」
だけど、颯太はため息を溢した後、私に手を差し出した。
「颯太…?」
「ほら、立つぞ」
重なった手…私は強く握った。
引っ張られるように立つと、颯太は私の頬を撫でる。
「俺が雪子を追うと思っただろ」
「ま、まさか!;;」
「嘘を吐くなよ(笑)」
颯太は私の頭を撫でてから、自分の席に座った。
気まずそうに、教室に入って来た担任。
ゆっこは、教室に戻って来る気配はなし。
放課後も、私たちの前に姿を現さなかった。