バッドエンド【完】
食事 を終えた彼女は
グッタリしていた。
俺はそんな彼女を
抱きしめる。
「好きだ。愛してるよ。」
「……あたしだって、愛してる。」
そう、
俺らは
愛し合っているんだ。
だから
誰にも
邪魔する権利はない。
「心配だから
監禁、してるんだ。」
「分かってる、分かってるけど……こんな薄暗い部屋で、ずっとは嫌よ……。」
地下だから
何時だって薄暗い。
だって
キミを太陽の下に出したら
俺はいらなくなるだろ。
だから
監禁する。
ずっと
ずっと俺が必要になるように。
日の光も遮断して。