高熱にベッド<短&番外>
頭がぼーってして。
体が熱くなって。
ふわふわするのに刺激は強くて。
時折、何処かの奥の芯がドクンと波打つように跳ねる。
息苦しさは絶妙に私をその熱い行動に集中させる事になる。
そして夢中になって―――――
「―――……!」
自分の頭に浮かんだ言葉に、赤面する。
『思い出してたんだ』
「そうじゃ、なくて……!」
『……素直じゃない那子も可愛いからいいか』
ニィと口角を上げる永樹さんにさらに体を熱くさせる私を、含みを持たせた言葉で仕掛けて、またキスをする。
「ん…っ…」
口から漏れる吐息をどうにかしたいのに、それを許さない永樹さん。
『可愛い』
「嫌…」
上に引っ張られてる腕を必死に顔に寄せて、少しでも顔を隠す。
『なーに隠してんの』