草食男子に恋してる!【続編】
水族館を一通り見終わった私たちは、
外の広場に行ってみることにした。
「公園あるみたいだから、そこでちょっとのんびりすっか」
「うん」
そこは自然がいっぱいの広々とした公園で、子供用のアスレチックもあるし、湖もあるし、
ベンチがいっぱいあって、真ん中は青々とした芝生の原っぱになっていた。
私たちは、その原っぱに座り込んだ。
「はーっ、めちゃめちゃ開放感」
秀くんは思いっきり芝生に寝転んでしまった。
んーっと気持ち良さそうに伸びをする秀くんは、
とてもリラックスしてるみたい。
秀くんは、自然が好きなんだなぁ。
思わず微笑みが漏れる。
頭に細かい草をくっつけながら、
「歩も寝れば?」と促した。