草食男子に恋してる!【続編】
そのまんまの君が好き!
後日。
私と秀くんはたくさん話し合った。
たくさんたくさん話し合った。
「俺、歩に嫌われるようなことしたかなってずっと考えてて、
食欲ないし、寝れないし」
「うそぉ?」
そんなに悩んでたなんて。
もしかしたら私以上にかも?
「ほんと。俺、ずっと自分に自信なくてさ、
今までの彼女もうまくいったことなかったし、そもそも恋愛自体がそんなに楽しいものって感じじゃなくて」
「うん」
「でも歩とは、すごく合うっていうか、楽っていうか。
そのままの俺でもいいのかもって思えてたんだよ。
そしたら、歩、爆発して泣き出すし…。俺、思いあたることとかなくて、どうしようって思って、
あー歩にフラれるのか俺とか思って。
どうしようって、も~めちゃめちゃ悩んで」