君と虹と伝えられなかった想い
―偶然―
今日は バイトが休み
七瀬は 買い物に行こうと考えていた。
「いい天気!最高のお出かけ日和じゃん」
平日のせいか街には 人が あまりいなかった。
七瀬は 少しドキドキしながら歩いていた。
「平日に女一人で街をフラフラしてるってなんだか淋しいな。いやいや 買い物を楽しまなきゃ♪」
七瀬は おひとりさまが 大好きだった。
誰にも縛られずに自分の思い通りにできるから。
七瀬は 携帯を見た。
「メール一件…お姉からかぁ。もう お昼じゃん。お腹空いたなぁ」
七瀬は 買い物を中断して近くのファミレスに向かっていた。
ファミレスは 道路沿いにある。
プップーッ
七瀬が歩く後ろから車のクラクションが なる。
車が 七瀬に近付いてきた。