君と虹と伝えられなかった想い



身支度を整え 七瀬はダイニングに来てイスに座った





"毎日欠かさず食事を作ってくれるお姉… 感謝してる"




「お姉?なに人のことじーっと見てるの?」





「あっいや別に」




"お姉なりに心配してくれてんだな… お姉ありがとう…"




"ごめん…今は まだ話せない…もう少ししたらきちんと話すからね"






「そういえば あんた宛てに手紙が 届いてたよ~しかも男から~」





「男からって誰だよ?ファンレター(笑)どこに置いてんの?」





「あんたの部屋の入り口に立てかけてたよ」





「分かりにくいとこに置かないでよ~ 普通に気付かないじゃん(笑)」





「ほんの遊び心さ(笑)許せ妹よ」




朝食をすませ 七瀬は 皿を洗い終えて自分の部屋に行く




「おっと ドアの下を見なきゃね」




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