君と虹と伝えられなかった想い
「陸翔さんのお母さん お墓はまだですか?」
七瀬は 息を切らしていた
「ほら だから言ったじゃん(笑)」
"ハァハァ…苦しい…どこまで歩けばいいの…"
「さぁ 七瀬さんついたわよ」
「…!?綺麗な景色」
七瀬たちの目の前には 海が広がっていた
陸翔のお墓は 海が一番よく見える場所に建てられていた
「陸翔は 海が好きでねぇ…」
そう言いながら陸翔の母親は お弁当をだした
「母さん!?先に墓参るよ!」
「あらっ ごめんなさい」