君と虹と伝えられなかった想い




「…」




「聞いてんのか?」





七瀬は ブランコをこぐのを止めた





「聞いてますよ!このままじゃダメだっていうことぐらい…。でも 陸翔さんが死んでからずっとどこかに陸翔さんの面影を探してる…」



「…七瀬」



「苦しいよ…会いたいのに会えない…会うこともできない…。だから…気配だけでも感じていればいいかなって思ってしまう…」





泣きながら七瀬は 話した





< 131 / 143 >

この作品をシェア

pagetop