君と虹と伝えられなかった想い
―再出発の虹―
七瀬は いつも陸翔の気配を感じていた
陸翔が いるという感覚に慣れ始めていた
"陸翔さんの死を受け止めることは 出来たつもり…"
七瀬は 陸翔が 亡くなったから毎日陸翔宛に手紙を書いていた
決して届くはずのない手紙…
「先輩 お願いがあります」
コンビニに来た翔に七瀬は 話しかけた
「ん?どした?」
真剣な顔で七瀬は 言った
「陸翔さんとさよならします」