君と虹と伝えられなかった想い



"そんな顔で見ないで!胸が ドキドキしてきちゃった。"




"陸翔さんは 彼女とか居るのかな?もし彼女が 居るなら他の子とは 遊ばないよね?"




"…私が 本気にならなきゃいいんだ。そう思っていないと 今の私が 私でいられなくなっちゃうよ。"








「おーい 七瀬ちゃん?…七瀬ちゃん ボーっとしてどうしたの?気分悪い?」




陸翔が 七瀬の顔を覗き込んだ。




「うわっ」




七瀬は 慌てて一歩引いた。




「七瀬ちゃん 疲れているみたいだから 俺のオススメの場所に行こうよ。ここから歩いて5分くらいだし」




陸翔は 七瀬の手をとった。




"うわっ 恥ずかしいな。陸翔さん もしかしてこうゆうの慣れてるの?"




"…大きな手 綺麗な指先 男の人と手をつないだのは 久しぶり…"




"男の人の手って怖いっていうイメージが あったのに…陸翔さんの手は こんなに優しく感じる。"






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