君と虹と伝えられなかった想い
"えっ… 陸翔さんに気になる人がいる!?でも陸翔さんが選んだ相手なら悔しいけど…"
「それでさ~ その子面白くて可愛いんだ」
"やだ!聞きたくない!!!"
七瀬は 先に足湯から出て行った
"気持ちを伝えないって決めたのに…"
"陸翔さんが あんなに嬉しそうな顔をして話ししてる姿は 見たくない"
陸翔は 七瀬を追いかけてきた
「七瀬ちゃん 急にどうしたの?」
強がりな七瀬は 陸翔の前でも強がってみせた
"ここじゃ泣かない"
「…ごめんなさい 携帯が鳴った気がして…勘違いだったみたいです」
「そうなんだ なら良かった」
"ここで泣いたらダメ"
陸翔は 今にも泣き出しそうな七瀬の表情を見逃さなかった
"話しの運び方が悪くて七瀬ちゃんに誤解されたかも…どうしよう…"
"1回遊んだだけで告白するのも…"
"また誘っていいのかな?"
陸翔が 急に黙り込んでしまった
「…七瀬ちゃん でよっか」
「はい」
会話が ほとんどないまま2人は 足湯をでた
"どうにかしなきゃ 何か話さなきゃ"
陸翔は 考えていた
「あっ 七瀬ちゃん空見て」
陸翔が 空を指差した
「わぁ…凄い!綺麗」