君と虹と伝えられなかった想い




「好きなんだ?ごんべちゃんのこと どうしたいん?」





尋問のように聞く先輩





「いや あの 好きですよ  でも…今まで正面から向き合った恋愛したことないし 別れたら終わりだし そうなるなら今のままでいいかなっと…」








バシッ




先輩は 陸翔の頭を軽く叩いた






「アホか?そうやってると ごんべちゃんを他の男に取られちまうぞ?向き合った恋愛とか向き合ってない恋愛なんてどーでもいいんだよ!大事なのは 陸翔の気持ちだろ?」





「はい…」






「お前は 今ごんべちゃんとどうなりたいんだ?気持ちを伝えるも伝えないも自由だ でもその気持ちを閉じ込めたままだと苦しいぞ」






「先輩 分かりました!俺 次ごんべちゃんに会ったら告白します!」






「おっ それでこそ陸翔だ!チャラ男恋愛を卒業するんだな 俺嬉しくて泣いちゃいそう(笑)」





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