君と虹と伝えられなかった想い



"私の名前だ"





「陸翔バカねー "七瀬ちゃんへ"だけ書いて内容をなにも書いてないんだからね~ あれ?七瀬さん大丈夫?」






ボロボロと涙を流す七瀬





"陸翔さん 十分だよ…内容なんていらないよ"






"陸翔さんの文字で私の名前を書いてくれただけで十分だよ… ありがとう"





陸翔の母親は 優しい顔をして七瀬の頭をなでた






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