君と虹と伝えられなかった想い



時間が 経つのも忘れるくらい2人は 片づけに夢中になっていた






「ふぅー 終わったわ 七瀬さんありがとう!あとはトラックに積むだけだわ」




「こちらこそありがとうございました…」






"陸翔さんは もうこの世にいない…"





「そんな暗い顔しないでよ あっそうだ!これ私の連絡先よ 落ち着いたら連絡ちょうだいね」




「ありがとうございます」





陸翔の母親は ポケットから携帯をだし七瀬に渡した





「これ陸翔の携帯 七瀬さんに渡した方が 陸翔も喜ぶと思うの しかし古い携帯だよね(笑)」





「…ありがとうございました… また連絡します…」





「…七瀬さん 元気だしてね 陸翔は 七瀬さんの笑顔が 好きだって言ってたわよ!」




ペコリと頭を下げて七瀬は 走って家に帰った






ただいまも言わず自分の部屋のドアを閉めた





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